残暑から秋の健康管理
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残暑から秋の健康管理
暑さが和らぎ朝晩は秋の気配が感じられるようになってきました。
今回のテーマは、季節の変わり目の健康管理についてです。
「夏バテ」の次は「秋バテ」?
季節の変わり目は体調を崩しがちですが、夏から秋の変わり目に「食欲がなく、胃がもたれる」「疲れやすい」「眠りが浅い」などの症状を感じたことはありませんか?
原因は夏に冷たい飲み物・食べ物を摂ったことや冷房の効いた環境に慣れた体が気温・気圧の変化について行けないことが考えられ、消化機能の低下や自律神経の乱れを引き起こします。
「秋バテ」という言葉は認知度が低く情報も少ないですが、上記に当てはまる体の不調を感じている人は多いようです。
2017年に(株)セブン&アイ・ホールディングスが行った調査では「秋バテになったことがない」と答えた人の90%は、この時期に体調不良の経験があることがわかりました。
対策は「体を冷やさない」「栄養を摂る」
・衣服は温度調節しやすい上着を用意したり、靴下や腹巻きなどで昼夜の温度差に備えましょう。
・飲み物や食べ物は、常温や温かいものを摂るようにしましょう。
・弱った胃腸に負担をかけない消化の良いものや、ビタミン・ミネラルを多く含む食品での栄養補給も忘れないようにしましょう。
季節により異なる感染性胃腸炎
夏期は細菌性のものが多いですが、秋から冬にかけてはウイルス性のものが中心になります。
当院ではノロウイルスの迅速検査も行っておりますので、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。
参考資料
(秋バテの自覚や対策に関する意識調査)(株)セブン&アイ・ホールディングス調べ