甲状腺について

  • クリニックブログ
2023/11/27

甲状腺について

みなさんこんにちは。
12月が近づいてきてだんだん寒くなっており、乾燥もしてきておりますが、体調は崩していないでしょうか?
暑がり、イライラ、手の震え、寒がり、体のだるさ、肌がカサカサになる・・・
見逃されやすいこれらの症状、甲状腺の病気の可能性はないでしょうか??
 
今回は甲状腺についてお話していきたいと思います。

 
 

甲状腺について

甲状腺は、首の(のどぼとけの)下にある小さな臓器であり、重さは10~20g程度、羽を広げた蝶のような形をしていると言われています。
甲状腺は、血液中のヨウ素を材料にして甲状腺ホルモンを作っていて、甲状腺ホルモンは、血液中に分泌され全身に運ばれて様々な働きをしています。

甲状腺ホルモン

甲状腺ホルモンは、身体の新陳代謝を促進させ、脈拍数や体温、自律神経などの働きを調節し一定に保っています。
上記以外にも、妊娠や子供の成長や発達に重要なホルモンでもあります。そのためホルモン分泌が過剰になったり、低下することで身体にあらゆる症状をきたします。

 
 

甲状腺の異常について

甲状腺ホルモンが低下した状態

甲状腺ホルモンが少ないと、代謝が落ちた症状がでてきます。
「甲状腺機能低下症」とは、甲状腺ホルモンが必要以上に低下した状態です。
甲状腺機能低下症による症状には、一般的に、無気力、疲労感、むくみ、寒がり、体重増加、動作が遅くなる、記憶力低下、便秘などがあります。
 

甲状腺ホルモンが過剰に分泌された状態

甲状腺ホルモンが過剰に分泌された場合、交感神経が強く刺激されます。
「甲状腺機能亢進症」とは、甲状腺が活発に活動し、甲状腺ホルモンが必要以上に多く分泌された状態です。
甲状腺機能亢進症による症状には、一般的に、動悸、体重減少、指の震え、暑がり、汗かきなどの症状があります。
 
その他、疲れやすい、軟便・下痢、筋力低下、精神的なイライラや落ち着きのなさが生じることもあります。
甲状腺が全体的に腫れたり、目がとび出し完全に閉じないなど、見た目として現れてくることもあります。
その他、女性では月経異常や、男性では炭水化物の多い食事をした後や運動の後などに手足が突然動かなくなる発作などもあります。
 

甲状腺に腫瘍ができた状態

甲状腺にできたしこりを甲状腺結節といい、良性と悪性があります。
一般的に、自覚症状がないか、しこり以外の症状はありません。
悪性の場合、病状が進行すると、喉の違和感、声のかすれ、痛み、飲み込みにくさ、誤嚥、血痰、呼吸困難感などの症状が出てくることがあります。

 
 

甲状腺の検査

当院ではおもに血液検査と超音波検査をして確認していきます。
 

  • 血液検査:ホルモンの値をチェックする
  • 超音波検査:甲状腺の大きさ、腫瘍の有無を確認する

 
甲状腺の病気による症状はさまざまで、ホルモン分泌の増減により異なるため、注意が必要です。
少し体調が悪いだけなのでは・・・と自分でも気づけなかったりするものでもあるので、ちょっとした体調の変化があれば我慢せずに、一度体の状態を確認してみてはいかがでしょうか?

  

MYメディカルクリニック大手町 柳原 友里医師

監修:MYメディカルクリニック大手町

柳原 友里 Dr. Sasakura Wataru

資格

  • 日本内科学会認定内科医/専門医
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本医師会認定産業医

略歴

  • 東京女子医科大学医学部医学科 卒業
  • 東京女子医大病院臨床研修センター
  • 東京女子医大病院 循環器内科 助教
  • 仙台循環器病センター 循環器内科
  • 東京女子医大付属青山病院 循環器内科
  • 新松戸中央総合病院 循環器内科
  • 新宿追分クリニック 内科
  • 2022年 医療法人社団MYメディカル 医師
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