中国(China)

 
中国(China)

中国への渡航に備えた予防接種

表は横にスクロールします

項目 説明
地域概要 日本から比較的近く、香港を中心に日本からも多くの人が訪れる国の一つです。

広大な土地と豊かな自然、文化遺産も有名な中国ですが、食中毒や狂犬病などの報告も上がってきているので注意が必要です。

また、チベットなど標高の高い地域に行く場合には、高山病にも注意が必要です。

医療情報 北京では外国人専用外来をもつ中国系総合病院や、英語や日本語で先進国同様の医療が受けられる外資系クリニックがあります。

上海でも日本語の通じるクリニックがいくつかあるようですが、地方都市では外資系医療機関はなく、医療レベルも十分ではありません。

経済成長とともに都市部の医療レベルは進歩していますが、それに伴い高額な医療費がかかります。

受診前に支払いを求められることもありますので、万が一のことを考え、旅行保険への加入を検討しましょう。

気候 中国は日本の約25倍の国土で、気候も北部の寒帯から南部の熱帯まであります。

主に大陸性モンスーン気候に属し、毎年9月から翌年の4月までは、乾燥した冷たい風がシベリアとモンゴル高原から吹くため、南北の温度差が非常に大きくなっています。

北京では、夏は気温40度を越え、冬は零下10度を下回ることもあります。

宗教 仏教・イスラム教・キリスト教など
文化 中国は四大古代文明の一つで、世界にも影響を与える長い歴史と独特な文化があります。

日本でも、漢字や中華料理など中国の影響を受けたものも多く見られます。

広大な地域には様々な気候、文化があり、食文化も北京料理や上海料理など様々なものが見られます。

気をつけたい感染症 食中毒、赤痢、腸チフス、狂犬病、鳥インフルエンザ、マラリア、住血吸虫症
推奨する予防接種 A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病(犬や野生動物との接触が予想される場合)、日本脳炎(農村部に長期滞在する場合)
中国で子供の定期予防接種を実施しているが、日本の子供の定期予防接種に含まれていないワクチンとして、髄膜炎菌感染症、流行性耳下腺炎(ムンプス)、A型肝炎があります。

日本で実施されている定期予防接種の中には世代によって実施されていないものもある為、母子手帳等を確認し、接種していないものに関してはすべて打っておきましょう。

渡航前に接種を推奨しているワクチンとして、A型肝炎・B型肝炎・破傷風・季節性インフルエンザ・狂犬病があります。

地域別の推奨ワクチン

表は横にスクロールします

破傷風 麻疹風疹 A型肝炎 B型肝炎 日本脳炎 狂犬病 黄熱 腸チフス 髄膜炎菌 性髄膜炎 ポリオ 流行性 耳下腺円 水痘 肺炎球菌 ワクチン
北京
広州
重慶
上海
瀋陽
香港
日本の定期 予防接種 定期 定期 任意 定期 定期 任意 任意 任意 任意 定期 任意 定期 定期
中国で実施され日本の定期予防接種でない感染症
◎:推奨  
〇:長期滞在者、流行地域滞在  
△:高リスク者

気をつけたい病気

表は横にスクロールします

病名 説明
麻疹・風疹 麻疹は予防接種で効果的に予防できる感染症の一つでもあり、風疹とともに2回の接種が推奨され、日本でも定期予防接種として実施されています。

しかし、1回しか接種されていない世代があるため、渡航の有無に限らず母子手帳の確認を行い1回のみの場合は追加の予防接種を強く推奨します。

A型肝炎 A型肝炎ワクチンは日本では定期予防接種として実施されていませんが、中国においては子供の定期予防接種として定められています。

都市でも散発的に見られ、衛生状態の悪い地方では流行することもあります。

その為、長短期滞在者、旅行者も接種を推奨します。

B型肝炎 B型肝炎は体液や血液を介して感染しますので、感染者との性交渉や輸血を避ければ感染の心配はありません。

しかし、中国にはキャリアと言われるウイルス保有者が大変多く注意が必要です。

特にB型肝炎のキャリアは日本と比較し保有率が非常に高いため、ワクチンを推奨します。

破傷風 破傷風菌は世界中の土壌に存在し、日本でも死亡者が報告されています。

中国ではワクチンが手に入らない場合もありますので、日本での渡航前ワクチンを推奨します。

狂犬病 中国では2017年に512人が発症し、うち502名が死亡しています(外務省)。

また、北京市内や上海市内でも狂犬病の感染症の報告があります。

発症すると致死率が高い感染症です。

動物に接する機会が多い人や長期滞在する場合は、前もってワクチンを接種することもご検討ください。

日本脳炎 日本脳炎は、豚や野鳥を吸血した蚊に刺されることによって感染し発症者の20%が死亡、生存者の約40%で後遺症となる感染症です。

日本を含め、中国も流行地域となっております。

近郊に豚舎などがある農村地区の滞在や、温帯の夏季や熱帯の雨季などの蚊が多い時期に渡航される場合、ワクチンを接種することを検討してみてください。

また、北海道では流行が認められていなかったことから定期予防接種を実施していなかったため、接種されていない方で流行地域に行く場合は予防接種を推奨します。

腸チフス 腸チフスは主に南アジア・アフリカで流行しており、中国も感染リスクのある国の一つとなっております。

食べ物からの経口感染する感染症の為、衛生環境の悪い地域の長期間滞在する場合などは検討してください。

ポリオ ポリオワクチンは、国際基準で日本での小児期定期予防接種(2回)を完了している場合、成人で1回の追加予防接種することを推奨しています。

ポリオはアフガニスタンやパキスタンが危険地帯としてリスクが高い感染症ですが、中国も感染の可能性を否定は出来ないため長期滞在する場合は接種をお勧めします。

各院の診療時間・アクセスは
下記よりご確認ください。