MYメディカルクリニック院長の笹倉です。今回のMYメディカルクリニックブログは、私が担当させていただきます。

激動の1年の上半期が終わりましたが、皆様は、いかがお過ごしでしょうか?上半期を振り返るにあたり、やはり新型コロナウイルス感染症の話は避けては通れないかと思います。まるで映画の世界さながらに、一つの感染症がここまで世界を変える事になるとは、1年前のこの時期は、全く想像していませんでした。未だ、どのような形で収束に向かうのかは、わかってはいませんが、最近は、ニューノーマルの生活の仕方にも皆徐々に慣れてきているように感じます。

以前も書きましたが、感染症という事で考えると、事態が収束に向かうには、①患者数が減る②治療法が確立する③予防法が確立する という事が要素としてはあると思いますが、世界的な流れからみても、この感染症の特性からみても①の患者数がこのまま減るというのは難しいと思われます。②も歴史から考えてもウイルスを確実に治せる治療薬ができるにはかなりの時間がかかると思われますので、③の予防が現実問題としては一番大切になってくるかと思います。予防に関しては、生活様式の変化(いわゆるニューノーマル)をやっていただくことと、ワクチンの事があると思います。コロナのワクチンは世界中で開発されていて、ロシア・中国などが先行して投与を開始していますが、まだ日本で投与できるようになるには時間がかかりそうです。日本でも2%前後の方がなくなる疾患ですので、ワクチン投与による予防には意味があると考えますが、ワクチンができる以前は、より気を付けてニューノーマルの生活スタイルを確立させる必要がありそうですね。
 新型コロナ以外の事は、医療的にはどうなっているかというと、この上半期の健診・外来と多くの方の生活習慣病系の方のデータをみていて感じるのは、「健康意識が高い人はより健康的に、あまり意識が高くない人はより悪い方向に」となっている傾向があります。生活スタイルが変化してきている中で、生活習慣病系はやはり生活習慣に起因しますので、日々の意識が大事だなと改めて感じています。外食や移動時間が減り家での時間が増える事をより健康寿命を延ばす良い機会と考えてちょっとした生活習慣の改善を行ってみてください。生活習慣病系以外の医療も、感染症系は、外来の肌感覚や感染研のデータでみると新型コロナウイルス感染症以外は、いずれも減少傾向になっているようです。特に接触感染系の疾患は減少していて、人の直接的な接触が少なくなっているのをこのようなデータなどでも感じます。
https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2020/idwr2020-37.pdf

癌はどうかというと、こちらは、国立がん研究センターが統計を発表していて、新型コロナウイルスの影響というよりは、人口減少社会に入っているので、総じて減ってきているというような印象を受けます。が、やはり死亡者の中のがんの占める割合は圧倒的に高いなと思います。
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/short_pred.html
肺癌の死亡率は、やはり毎年高いので、私自身も今年は胸部CT検査を受ける年ですので、そろそろ予約し、健診の機会を利用して、自分自身の生活スタイルを見つめ直したいと思います。

最後に、今年は特にインフルエンザワクチンの事を聞かれることが多いので、少し、私の今の考えを紹介します。インフルエンザワクチンは、現在日本で製造使用されているのは、4価の不活化ワクチンです。海外の生ワクチンも一部医療機関では取り扱っているところもあるようですが、当院では、国産の不活化ワクチンを使用しています。今年度のワクチンは、4価のうち3価が昨年度と変更になっており、9月中旬に出荷が始まっております。今年は、需給バランスが崩れると言われています。できるだけ、ご希望の方全員に提供できるように当院も例年同様に在庫を確保しております。インフルエンザワクチンは、あくまで任意接種になりますので、希望される方が接種するのが良いと考えていますので、ご都合がよろしい時に、ご来院ください。成人が何回打つのが良いのかなどの質問も多くいただきますが、現在のところ明確なエビデンスはありません。不活化ワクチンですので、この型のインフルエンザの免疫を長期間持続させたければ、3回という考えもありますし、この型のインフルエンザの流行が長引きそうだと考えれば2回という考えもあります。個々の感染リスクや生活環境によって必要な事は異なると思いますので、ご不明な点は、お問い合わせください。

 まるで映画の世界のように世界中がもの凄い勢いで変化していっていますが、変化に合わせて私どもも変わっていきますが、私自身は、医療の専門家として困っている人達にその時にできる最善の事を行っていきたいという信念は変えずに、下半期も日々頑張っていきたいと思います。

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