先日緊急事態宣言が明けましたが、みなさまはこの時期をどのようにお過ごしでしょうか。
日本のコロナワクチン接種率も60%を越えてきているところですが、再びウイルスが蔓延しやすい環境である「冬」が近づいてきています。

去年はほとんど流行らなかったインフルエンザですが、今年の見解はどのようになっているでしょうか?

本日は今シーズン(2021-2022)のインフルエンザ流行と予防接種についてみていこうと思います。

一般社団法人日本感染症学会では、「2021-2022年シーズンにおけるインフルエンザワクチン接種に関する考え方」について掲載をしています。今回はこちらの内容を要約しました。

参考:https://www.kansensho.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=44

・今シーズンの流行予測は?
北半球(日本)のインフルエンザの流行予測をする際は、南半球の状況を参考にしているのをご存知でしょうか。
先に冬を迎えていたオーストラリアからの報告によると、インフルエンザ確定患者数は昨年同様きわめて少数のようでした。
しかし、アジアの亜熱帯地域においてはワクチン接種が普及していなかったと同時にいくつかの国で流行が認められていることがわかりました。

・結局、接種はしたほうがいいのか?
前シーズン、インフルエンザに罹患した人が極めて少数であったため、社会全体の集団免疫が形成されていないと考えられます。そのような状況でもし今後海外からウイルスが持ち込まれれば、大きな流行を起こす可能性があるので注意が必要です。

そのような点を鑑みて、日本感染症学会では、結論としてインフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨しています。
打てるなら、打つにこしたことはないということですね。

また接種に関しては、コロナワクチン接種と並行して実施することを検討してほしいとしていますが、現状原則コロナワクチンと他ワクチンとの同時接種はできません。

コロナワクチンとインフルエンザワクチンに関しては互いに片方のワクチンを受けてから2週間後に接種することになります。

当院でも9/27よりインフルエンザ予防接種の提供を開始しております。
接種に関してお気軽にご相談いただければと思います。

今年のインフルエンザワクチン株は下記と発表されています。
○2021/2022冬シーズン
A/Victoria(ビクトリア) /1/2020(IVR-217)(H1N1)
A/Tasmania (タスマニア) /503/2020 (IVR-221)(H3N2)
B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)
B/Victoria (ビクトリア) /705/2018(BVR-11)(ビクトリア系統)
参考:https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/2066-idsc/related/584-atpcs002.html

また、通常ワクチン製剤の細菌汚染を防ぐために添加されているチメロサール(エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム)フリーの「フルービック」の提供も行っていますので、是非ご検討ください。

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