女性のみなさん!
婦人科健診を受けることに抵抗を感じていませんか?
◯あの診察台にのることに抵抗がある。
◯男性の先生だったら・・・
❓️ではなぜ、婦人科健診を受けなければいけないのでしょうか❓️
婦人科健診は、子宮や卵巣に悪性の病気(がんなど)や、治療を要する病気がないかを確認するために検査を行っています。
グラフ1<子宮がん・卵巣がんの罹患率>
グラフ2<女性の子宮頸がん健診受診割合(20-69歳)>
このグラフ1からわかるように、25歳から子宮頚がんの罹患率が高くなってきます。子宮頚がんはHPV感染が原因でおこると言われています。
またグラフ2では、我が国の子宮頸がん健診受診率は、他の外来の国に比べて40%台と極めて低いのが現状です。
~HPVとは?~
HPVとはヒトパピローマウイルスのことです。
HPVは性交渉の経験がある人に感染すると言われていますが、ウイルスは自然に排除されます。しかし中にはそのまま子宮頸部にとどまり、長い間ウイルスが排除されずに感染したままでいると、子宮頸がんが発生すると言われております。
当クリニックでは子宮頚部細胞診と同時に、HPV検査を行うこともおすすめしています。HPV検査とは高リスクHPVに感染の有無、またどの型のHPVに感染しているかを詳しく調べる検査です。HPVは何度でも感染するため、定期的に検査を受けることが大切です。
子宮頸がんは、早期に発見されれば比較的治療しやすいがんですが、進行した場合には治療が難しいという特徴があります。将来妊娠・出産に影響が出る可能性があります。
また子宮頸がんの予防策として、子宮細胞診の検査以外にHPVワクチンがあります。
海外では健診とワクチンを組み合わせて、子宮頸がんの予防を目指すことが世界の主流ですが、残念ながら日本は立ち遅れているのが現状です。
グラフ3<HPVワクチン接種率>
当クリニックでは今後、HPVワクチン『ガーダシル9』の取り扱い開始予定です。
また先ほどのグラフ(✳️オレンジ色・茶色)から分かるように、子宮体がんや卵巣がんも歳を重ねて罹患する可能性が高いので、内診や経腟超音波検査も受けいていただくことが異常の早期発見につながります。
マイメディカルクリニックは女性婦人科医師が対応しますので、ご安心ください。
1年に1度の健康診断の時に、婦人科の健診も受けましょう。
今回は当院の、マンモグラフィー検査を担当する診療放射線技と乳腺超音波検査を担当する臨床検査技師の二人による、乳がん検診についての対談です。
S マイメディカルクリニックでできる乳がん検査って何があるの?
T-N 院内でマンモグラフィーが受けられるようになりました!!
それと同時に同じメーカーのエコーも新しい機械を導入しました!!どちらの機械もメリットとデメリットがあるんです。CAD(マンモグラフィー診断支援システム)も導入しました!
S ・・・CAD(キャド)?同じメーカーのメリットってあるの?
N マンモグラフィーとエコーは同じメーカーの装置を使うことによりマンモグラフィーで撮影した画像で所見がありそうな場所にしるしをつけると、エコーを撮影するときにマンモグラフィー画像でしるしをつけた場所がどこを撮影すればいいか位置が表示される、エコーアシスト機能が搭載されています!
CADとは読影時、独自の数学的検出アルゴリズムで微小石灰化クラスタ及び、腫瘤陰影の候補を検出します。
S えぇー凄い!!!でもマンモグラフィーの特徴って何?
N マンモグラフィーでは早期乳がんの特徴のひとつである微小石灰化が見つけやすい検査なの。脂肪は黒色、乳腺は白色で腫瘤(しこり)も白く見えます。石灰化はさらに白く光って見えます。乳腺がいっぱいある40代以以下の方は乳腺としこりの差が見えにくいのでエコー検査をお薦めしています。
S マンモグラフィーって痛いってきくのでちょっと怖いです・・・エコーだけじゃダメですか?
N 乳房を圧迫して撮影をするので痛みを伴うこともあります。ただ痛みの感じ方は人によってかわります。月経周期の時期でも痛みの感じ方は異なり生理前などの胸が張っているときは痛いかも。
T エコーは痛みがなく、X線を使用しないため、妊娠中・授乳中でも検査が可能です。また、しこりの質的診断が出来ますよ。
N 乳がんの発見率を上げるため両方の検査を受けることをお薦めしています。
T でも、2015年でのOECDデータでは約アメリカは81%、日本は40%くらいと乳がん検診(マンモグラフィー)の受診率が低いんですよね・・・
S 結論!見ている検査が違うので、どちらも受けた方が乳がんの発見率があがるってことですね!?
N そゆこと(・∀・)/~(๑˙❥˙๑)。
つまり!!同メーカーのマンモグラフィーとエコーアシスト機能及び、CADの導入により100%ではないがハイレベルな診断を行うことができます。
T–Nさらに詳しい乳房検査のお話は次回のお楽しみに~~~★
皆様暑い日がちょこちょこと出てきていますが、ご体調を崩してはいらっしゃらないでしょうか?
さて、今回は禁煙デーに伴い、禁煙についてのお話です!
「禁煙」というのはタバコを吸う方にとっては辛い響きなのではないでしょうか…
いざやろう!と決心しても、つい吸ってしまって…という方も少なくありません。
当院ではそんな禁煙を頑張りたい!という方のために禁煙外来に対応しています。
最近まで、特定の曜日でのご対応となっていましたが、
現在は日曜日~土曜日までの開院時間でいつでも診察を行うことが出来るように体制を整えました。
~禁煙外来ではどのように禁煙を進めていくのか?~
当院では主に内服薬による治療を行っています。
診察に来て頂くのは計5回となります。
まず初回で現状の状態の確認を行います。
・問診票の記入
・呼気一酸化炭素濃度測定(息を吐く簡単な検査です。)
・医師の診察にて禁煙外来のご説明
・内服薬の処方箋発行(14日分)
・調剤薬局にて薬の処方
これを5回繰り返していきます。
初回から薬が処方されますが、最初は内服中でもたばこを吸いながらで問題ありません。
そのうち、たばこがまずく感じるようになってくるので吸いたくなくなってくる、という仕組みとなっています。
また、禁煙外来は条件が合えば保険が適用される診療となります。
保険適用条件
・前回の治療から1年以上経過している
・1日の平均喫煙本数×喫煙年数が200以上の数値となること
※35歳未満の場合この条件はなしになります。
・喫煙治療の文書に同意頂く
だいたい、毎回の処方箋等含む診療料金として1,100~1,800円程度となりますので、ぜひ禁煙に挑戦したいという方はこの機会を活用してみてはと思います。
喫煙することは、個人の自由なのですが、がんになりやすくなる、循環器系の疾患へのリスク増…などなど、
たくさんの健康への害をもたらすものであるということには違いありません。
少しでも禁煙してみようかな・・・と思う方には、こういった外来診療の活用をよりして頂ければと思っております。
当院もお力になれるよう体制を整えてお待ちしておりますので、少しでも興味があれば、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?