皆さんは肝炎という言葉を聞いたことはありますか?
肝炎は肝臓に炎症が生じる疾患です。肝炎を理解する前に肝臓の役割をご説明します。

肝臓には主に3つの役割を持っています。

①タンパク質の合成。栄養の貯蔵
②有害物質の解毒・分解
③消化に必要な胆汁の合成・分泌

となります。肝臓はヒトの体で最も大きいな臓器です。なんと体重の1/50程度を占めていると言われています。

さて、このような重要な役割を担う肝臓の疾患である肝炎ですが、日本ではその80%がウィルス性の肝炎となっています。

このウィルス性の肝炎ですが、国内でも最も多い感染症の一つとなり、肝炎ウィルスに感染することによって罹患します。主にA・B・C・E型の4種類が知られています。特に慢性化しやすいとされているのはB型ウィルスとC型ウィルスによる肝炎となります。肝炎は治療せずに放置すると、肝硬変や肝がんなどの更に重い疾患に繋がりますので、予防及び早期発見・早期治療がとても重要です。

【B型肝炎】
HBV(B型肝炎ウィルス)に感染することで発症します。主な感染経路は、
・輸血や注射針の使いまわし
・性行為
・母子感染
となります。日本のB型肝炎の患者・感染者は110-140万人いると推定されています。

【C型肝炎】
HCV(C型肝炎ウィルス)に感染することで発症します。主な感染経路は、輸血や注射針の使いまわし等です。大人になってからウィルスに感染しているヒトの血液に接した際に、HCVはHBVよりも感染しにくいのですが慢性化しやすく、肝硬変や肝がんに移行する割合も高いことがわかっています。日本のC型肝炎の患者・感染者は190-230万人いると推定されています。なお、肝がん患者の約70%はC型肝炎が要因と言われています。

肝炎ウィルスに感染しているかどうかは、血液検査で調べることができます。採血は短時間で済み、数週間で結果がでます。

各自治体でも肝炎ウィルス検診を行っていますので、下記より確認してみてはいかがでしょうか。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kensui/etc/kanen/pdf/31kanenitiran.pdf

もちろん、当院でも対応が可能です。

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